- 親の反対は「バツイチ子持ち」じゃなくてもある
- 初婚じゃないんだから親の反対は気にしない
- 再婚だからこそ祝福されたい
親というものは口には出さなくてもかわいいわが子の結婚にはいろいろ夢を持っているはずです。
それがいきなりバツイチ子持ちの人と結婚するといわれて反対しない親はいないでしょう。
反対を押し切って結婚するべきか、納得してもらうよう説得して親にも賛成してもらって結婚するか、あなたはどうしますか?
男女のどちらがバツイチ子持ちかにもよります。
今回はバツイチ子持ちの結婚と親の反対についてパターン別にご紹介します。
女性が初婚・男性がバツイチ子持ち
女性側の親は大反対まちがいなし。
かわいい娘が人生で初めて結婚したいと連れてきた相手がバツイチ子持ちの男性だったとき、反対しない親はまずいないでしょう。
相手がどんなに良い人でも「バツイチ子持ち」となるとそれだけで相手に対する親の評価は最低ランクに位置づけされます。
それをひっくりかえせるだけの要素がないと親は容易に納得賛成しないでしょう。
経済的不安
娘には結婚してからも苦労はさせたくないと思うのは親の常。
玉の輿とまではいかなくても、経済的にできるだけ恵まれた環境に嫁にやりたいものです。
ところがバツイチ子持ち男性と聞くと、子供の養育費や元嫁への慰謝料、もしかしたらすでに住宅ローンも抱えているかもしれない、それでは経済的に余裕はないだろうと思ってしまうものです。
芸能人と結婚したIT長者のような人なら経済的不安はないかもしれませんが、自分の娘が出会う相手は一般的サラリーマンでしょう。
バツイチ子持ち男性との結婚は、結婚後も親による経済的援助が必要になるかもしれません。
相手の子供・親との関係
相手の子供との関係も難しい問題です。
自分の娘が産んだわけではないのにいきなり孫になるわけです。
子供に罪はありませんが親としては全く知らない女が産んだ子供をかわいがれる自信などありません。
バツイチ子持ち男性の親に対しても「娘をよろしく」の前に「あんたの息子の育てかたに問題があったんじゃないのか?」という疑念が先に出てしまうでしょう。
バツイチ子持ち男性側の親
反対はせずむしろホッとする。
息子がまた新しく家庭を持って幸せになってくれるのであれば特に反対はしないかもしれません。
子供を男性側が引き取っていて、その子の世話を親側が見ていたのであれば、結婚後は新しいお嫁さんが見てくれるのでホッとするかもしれません。
相手の男性に対して
まずは疑った目で見る。
なぜ初婚の娘がバツイチ子持ち男性と結婚しなければならないのか親はどうしても納得できません。
騙しているんじゃないのか?浮気癖がひどいんじゃないのか?あるいはギャンブル癖があるのではないのか?
バツイチとなった理由を根掘り葉掘り聞いてくるでしょう。
例え女性の(娘の)略奪愛であったとしても、どうしても相手を受け入れられないのが親心というものです。
女性が初婚・男性がバツイチ子持ちの場合、女性側の親の反対は強固で結婚へハードルはかなり高くなります。
結婚できたとしても親子関係はぎくしゃくしてしまうでしょう。
それでもバツイチ子持ち男性と結婚したいかはじっくり考える必要があります。
男性が初婚・女性がバツイチ子持ち
男性側の親の心境は複雑です。
恋愛経験がない男性が5割近くになっている昨今、自分の息子も一生結婚できないのではと心配している親も多いことでしょう。
そんな中、息子がバツイチ子持ち女性と結婚したいと言ってきたら親、特に女親の心境は複雑です。
賛成したいものの、相手の女性の素性や離婚経緯によってはこれまた大反対するでしょう。
離婚経緯
元旦那の浮気で離婚なら賛成、バツイチ女性の浮気で離婚なら反対
初婚女性のバツイチ男性との結婚を反対すると同じように、自分のかわいい息子の最初の嫁がバツイチというのはどうしても納得いかないでしょう。
ただ、女性側に離婚の問題がなく、相手側の問題で否応なく離婚した女性であれば、「苦労したのね」という同情心も生まれ、むげには反対できないものです。
しかし、女性の浮気や浪費などが離婚の原因だったとすると、そんな女性を家に上げるわけにはいかないとなるでしょう。
子供との関係
血のつながらない子供をかわいがれない。
バツイチの場合女性が親権を持っていることが多く、バツイチ女性との再婚はその子供も一緒に引き取ることになります。
男性側の親からすると自分とは血がつながっていない子供を内孫にすることになります。
その後自分の息子との間に新しく子供が生まれたら、その子には自分の遺産を相続する権利はありますが、連れ子にはないので、後々相続で問題が起こらないかと心配になるでしょう。
バツイチ子持ち女性との結婚は、親としては息子にお嫁さんが来てくれたと安易に喜べないのです。
代々続くような名家であればなおさら、バツイチ子持ち女性を嫁にすること、その連れ子に家の名前を名乗らせるなどもってのほかと言われるかもしれません。
女性側の親
幸せになってくれるなら大賛成。
バツイチ子持ちの女性側の親とすれば、子連れで戻ってきた娘を不憫に思っているはず。
それがまた結婚できるというのであれば喜ばしいことでしょう。
子供のことにしても、戻ってきた娘の代わりに世話をしていたかもしれませ。
自分も年をとっての再度の育児は疲れるもの。かわいいだけでは済まない事情も出てくるでしょう。
子供とともに幸せにしてもらえるなら願ったり叶ったりという思いの方が強いのではないでしょうか。
男女ともバツイチ子持ち
お互いバツイチで子持ちなら本人たちに任せる。
それぞれがバツイチ子持ち同士の再婚となれば、当人同士もよく話し合いよく考えて出した結論でしょう。
それぞれ辛い経験をしてきた二人に「本当にそれでいいのか」と確認はしてくるでしょうが、双方の親も初婚の時のような反対はしないでしょう。
ただ、大反対はされないものの、次に何か困ったことがあっても「再度の離婚だけはやめて」というだけであまり相談に乗ってもらえないかもしれません。
また、お互い再婚同士となると双方の親戚づきあいは深くはならないかもしれません。
説得するには
真剣な気持ちを真摯に伝える。
バツイチ子持ちの人との結婚は、あなたが女性であれ男性であれ、親に反対されることは覚悟していたでしょう。
どんな反対にあっても揺るがず結婚したいという強い気持ちがあるのであれば、時間をかけてゆっくりと親を説得しましょう。
一度で許してくれるはずはないのですから、何度何度も自分たちの気持ちを伝えましょう。
反対されたからといって親との縁を切って勝手に結婚してしまうと、一生親との関係がこじれたままになる可能性もあります。
親が何を心配して反対しているのかを理解して、その心配事に対して自分たちの考えを伝え、安心してもらえるよう努力する必要があります。
一度失敗しているからこそ、次は大丈夫だということを見せなくてはいけません。
親を説得することで自分の気持ちも本気なのか試されるのです。
まとめ
バツイチ子持ちということはあなたも人の親です。
もし、自分の子供が同じことを言ったら反対しないと言い切れるでしょうか。
親が反対する理由は十分わかるはずです。
お互い初婚であれば問題にならないことも、どちらかがバツイチ子持ちというだけで結婚へのハードルはぐっと上がります。
かなりの反対にあって再婚への気持ちが萎むのであれば考え直すべきですし、どんなに反対にあっても根気よく説得できるくらいの気持ちがあるなら、いずれわかってもらえるでしょう。